公開日:2015.03.10 更新日:2016.05.31
自律神経を整えよう!育毛効果を高める生活習慣の改善
季節の変わり目になると起こりやすいちょっとした不調。たとえば、疲れが取れない、肩こりや腰痛がある、よく眠れない、些細なことでイライラする…。このような「病院に行くほどでもないけれど、でもすっきりしない」原因は、自律神経の乱れかもしれません。
それだけではありません。自律神経が乱れると、肌が荒れたり、肥満になりやすかったり、髪が抜けやすくなることもあり、美容にとっても大敵です。そこで今回は、自律神経を整え、抜け毛や不調から体をリセットする生活術についてお話させていただきたいと思います。
副交感神経を優位に働かせよう
頭皮の血行促進にもつながります
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。
交感神経
仕事や運動、テレビを観ているときなどに活発になります。筋肉や内臓が緊張して血流が悪いために、体温が下がり、代謝が低下してしまうのです。
副交感神経
リラックスしたときに優位になります。睡眠中や入浴時、食後などに活発になります。血管が緩み、体温が上がって、代謝がよくなります。
昼は交感神経、夜は副交感神経が交互に働いていれば自律神経のバランスが整い、巡りのよい体をキープできるというわけです。ところが昼は仕事をして、夜も遅くまで起きている、という方が多いのではないでしょうか?その生活リズムですと、活動時間が長く、交感神経ばかりが働いてしまっています。
それにより、血行不良になり、抜け毛が増えてしまったり、代謝が下がり、冷えなどの不調や肌トラブルが発生しやすくなるのです。自律神経のバランスを整えるポイントは、交感神経の活動を抑え、低下しがちな副交換神経の働きを良くすること。これがいちばん大切です。
副交感神経が優位になると
●血行が良くなる ●冷えが解消される
●代謝が上がる ●消費カロリーが増える
●胃腸が活発に働く ●免疫力が上がる
●熟睡できる ●ホルモンバランスが整う
などの様々なメリットがあります。
ではさっそく副交感神経を優位に働かせる生活術をご紹介します。簡単にできるので、ぜひ今日から生活の中に取り入れてみてくださいね。
副交感神経を優位にするメリハリ生活術
夕食後はくつろぎ、ゆっくりと入浴し、リラックスしてお布団に入れば、交感神経から副交感神経へとスイッチを切り替えることができます。
[よく噛んで食べましょう]
よく噛むことは副交感神経の働きを高め、暴飲暴食を防ぐ効果もあります。そして、唾液からは老化を防ぐホルモンも分泌されることがわかっています。
[片鼻呼吸で自律神経の乱れを改善]
右の小鼻をおさえ、左の鼻で5秒間息を吸い、5秒かけて息を吐き出します。今度は左の小鼻をおさえ、右の鼻で同様に行います。交互に深い呼吸を3回繰り返すと、自律神経が調整できます。また内蔵の働きも良くなります。
[37~39℃の微温浴でリラックス]
副交感神経に切り替わりやすいのが、お風呂のお湯の温度が37~39℃の微温浴。15分くらいかけてゆっくりと温まりましょう。音楽を流したり、アロマオイルをたらしたりすれば、リラックス効果が高まります。
[眠る前は間接照明で眠りの質をアップ]
副交感神経を優位にするためには、眠る前の時間の過ごし方が大切です。眠る直前までテレビやパソコンを観るのは避けてくださいね。交感神経が刺激され、眠りも浅くなってしまいます。寝室は暗めのやさしい光で満たして、静かに眠りにつきましょう。
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いかがでしたでしょうか。
春は気温や気候の変化が激しく、私たちの体にも大きなストレスになり、自律神経のバランスも乱れやすくなります。自律神経のバランスをよくして、体の巡りを整え、美肌、美髪、痩せやすい体を目指しましょう。