公開日:2015.06.17 更新日:2017.09.21
頭皮の蒸れも怖くない。夏の正しい帽子選び
帽子はおしゃれに紫外線対策できるアイテムですが、選び方を間違うと「頭皮の蒸れ」や「頭皮のかゆみ」を引き起こす場合があります。
「頭皮の蒸れ」や「頭皮のかゆみ」は、抜け毛や薄毛の原因にもなります。
上手に対策するためには、いったいどんな帽子を選べばいいのでしょうか?
帽子を被ると抜け毛が増える!?
帽子の着用により、
・頭皮が蒸れて皮脂が分泌される
・頭皮に菌が繁殖しやすくなる
ことが、抜け毛や薄毛の原因につながっています。
「頭皮の蒸れ」をそのまま放置しておくと、頭皮の皮脂が酸化し、臭いやかゆみ、炎症の原因になってしまいます。
「そしたら帽子は被らない方がいいの?」
と思ってしまいますが、大切なのは帽子との付き合い方です。
帽子選びと頭皮の蒸れ対策
1、通気性のいい素材を
ウール、レザー、ファーなどの素材は避け、麻や綿、天然草で通気性にこだわった折り方の帽子を選びましょう。
紫外線カット機能のついたものもおすすめです。
2、少しゆったり目のサイズを
サイズは、ぴったりフィットするものより、少しゆったりしたものにしましょう。湿気が逃げやすくなります。
ぴったりした帽子は頭をしめつけ、血行不良の原因にもなります。
3、汗はこまめに拭きとる
頭皮は、帽子の下でも太陽を浴びているので、自覚がなくても汗をかいています。
さらに頭皮の皮脂腺は、顔のTゾーンの2~3倍もあります。
なるべくこまめに帽子をとり、頭皮の汗は拭きとりましょう。
4、被ったまま長時間過ごさない
帽子を長時間かぶっていると、頭皮の蒸れから雑菌が繁殖し、帽子自体が不衛生になります。
「おしゃれのために室内でも着用する」というのは避けてください。
室内や日陰では、なるべく帽子をとるようにしましょう。
帽子以外に、まとめ髪も頭皮が蒸れる要因になります。涼しくて素敵なまとめ髪ですが、毎日まとめ髪にするのは避けるようにしてください。
頭皮が蒸れたら?
その日のうちにシャンプーをしましょう
帽子やまとめ髪で蒸れてしまった頭皮にとって、もっとも大切なことは「その日のうちのシャンプー」です。
頭皮が蒸れたからと言って、強い洗浄力のシャンプーを選ぶ必要はありません。
メントール配合のものなどは、洗った時に爽快感があっても、頭皮のためにはなりません。
頭皮をいたわりながら洗うには、弱酸性のもので、天然植物成分由来であるものが適しています。
その日のうちにしっかりシャンプーをすることで、頭皮の蒸れで過剰に分泌された皮脂も洗い流され、抜け毛も減らすことができます。
蒸れてかゆくなった頭皮も解消することができます!
シャンプーをしても頭皮のかゆみがおさまらない場合は、次のような原因が考えられます。
・頭皮の乾燥によるもの
・シャンプーや整髪料によるもの
・アトピー性皮膚炎や毛ジラミなどの疾患
・ストレス
正しいシャンプー、生活習慣の改善をしても頭皮にかゆみが残る場合は、皮膚科医へのご相談をおすすめします。
いかがでしたか?
髪と頭皮は、季節の変化や刺激を敏感に感じ取ります。