公開日:2015.11.26 更新日:2017.09.14
かゆみ&フケを徹底解剖!いますぐできる対策集
「毎日ちゃんとシャンプーして清潔にしているはずなのに、なぜかかゆい。」「フケが出る…」といった悩みを持つ方に!大きなトラブルへ発展する前に解決してしまいましょう。今回はフケ&かゆみの原因を探りながら、いますぐ出来る対策もあわせてご紹介します。
かゆみとフケの原因は乾燥?それだけではありません
■洗髪は多くても少なくてもNG
頭皮がかゆい…と感じた時に考えられるのは、やはり第一に頭皮の乾燥です。この乾燥の原因としては、洗いすぎ、シャンプー時の間違った洗い方などにより、肌にとって必要な皮脂までも洗い流してしまっていることが考えられます。
とはいえ、逆に洗髪をあまりしないでいると、頭皮に余分な皮脂が溜まってしまいます。そこへ細菌が繁殖することでかゆみが引き起こされることも。さらに、余分な皮脂が毛穴を塞いでしまうことで、新陳代謝ができなくなった頭皮は機能が弱まっていく恐れがあるのです。
■かゆみのある頭皮に強い刺激は避けましょう!
もし、かゆみを解消しようとして強く掻いたらどうなるでしょうか。頭皮に傷がつき、そこから化膿するという深刻な状況を引き起こしてしまう恐れがあります。そして頭皮の機能が弱まれば、シラミなど寄生虫による感染症にかかってしまう可能性もゼロではありません。あまりにひどいかゆみを感じたら皮膚科を受診しましょう。
■フケは「頭皮のターンオーバー異常」
フケとはいったい何なのでしょうか。……これは、頭皮から剥がれ落ちた角質細胞です。頭皮に限らず皮膚はどの部分であっても、一定期間で生まれ変わる「ターンオーバー機能」が備わっています。
そのため、古い角質細胞が剥がれ落ちることはおかしいことではありません。
しかし、正常なターンオーバー時の角質細胞は、肉眼では確認できないほど小さなもの。フケのように目に見えてしまうほど大きく塊となって細胞がはがれるということは、ターンオーバーが正常ではないサインといえるのです。
乾燥対策、まずはシャンプーを見直すことから
■地肌はとにかくやさしく洗うこと
顔と同じように、頭皮も皮膚の一部です。シャンプー時は地肌を傷めないように指の腹で優しく洗いましょう。かゆい時など、ついつい力を入れてこするように洗いたくなってしまうものですが、これは絶対NG!! 特に、爪を立てて洗うと、頭皮の角質層が傷ついてしまいます。そこから頭皮のバリア機能や水分保持力が低下。余計にかゆみや乾燥を招いてしまうのです。
■シャンプーの成分を確認しましょう
頭皮の角質層にあるセラミド(細胞間脂質)や、毛穴から分泌される皮脂などが、頭皮の潤いを保ってくれています。しかし洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、セラミドや必要な皮脂までも落としてしまうことがあります。頭皮の乾燥を改善させるためには、洗浄力がマイルドで頭皮への刺激が少ない、アミノ酸系シャンプーを使用するほうが良いでしょう。
生活習慣の改善で頭皮の潤いを取り戻そう
■血行を促進させることが重要!
体質として乾燥しやすいという方にも、加齢による皮膚の老化を遅らせるためにも、新陳代謝を活性化させることは重要です。血行を良くすることでターンオーバーは促進されます。
血行改善のためには、頭皮マッサージ、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を習慣づけることも良いでしょう。
その他にも、身体の中から皮膚のターンオーバーを改善していける場合もあります。
*睡眠不足
*ストレス、過労
*バランスの悪い食生活
冬はこれらが風邪の原因にもなりますから、思い当たる方は、できるところから健全化していきましょう。全身状況を良くしていくことが頭皮のターンオーバー改善につながり、フケを防ぐために大切なことなのです。
編集後記
いかがでしたでしょうか?
顔や手と同様に、頭皮の乾燥対策も重要ですね。フケやかゆみの気にならない毎日のために、今回の対応策を参考にしてみてください。