公開日:2014.02.05 更新日:2019.08.23
育毛ケアのポイントはたんぱく質にあり!
育毛に欠かせない、たんぱく質。できれば、上手に効率よくたんぱく質を摂取して育毛につなげたいもの。髪の毛を健やかに形づくるたんぱく質の基礎知識を、まとめてみました。
育毛ケアのポイントはたんぱく質
育毛のためには、バランスのよいたんぱく質をしっかり摂るのが基本です。
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の大きな違いは、アミノ酸のバランスと吸収スピード。では、育毛の観点も交えて見るとどうでしょう。
髪を作るたんぱく質のケラチンや含硫アミノ酸を含むのは、動物性たんぱく質。吸収スピードも速く、髪や頭皮のダメージを回復させる即効性のたんぱく質ともいえます。ただ、脂肪の取りすぎにならないように注意が必要です。
対して低脂肪の植物性たんぱく質ですが、必須アミノ酸のバランスはやや劣り、消化に時間がかかります。しかし、育毛にも大事なさまざまな微量栄養素も多く含みます。どちらがよいというわけではなく、半々くらいで取るのがよいでしょう。
ケラチンたんぱく質とは?
細胞核を持たないため、”死んだ細胞”ともいわれるケラチンが爪や毛髪、角質層を形成しています。角質層のケラチンと髪のケラチンは同じ種類のアミノ酸を含みますが、比率が違うので固さなどの性質も変わります。
毛髪のケラチンたんぱく質に圧倒的に多いのが、”シスチン”というアミノ酸。育毛にも大きく関わるアミノ酸です。シスチンはメチオニンという別のアミノ酸からも合成されますが、メチオニンは人間の体内で合成されない必須アミノ酸のため、食べ物から摂取する必要があります。
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たんぱく質を含むおすすめの食べ物
たんぱく質を効率よくとるには、お肉がおすすめです。牛肉は人のアミノ酸組成と似ており、無駄なく使われ消化吸収が早いたんぱく質。
豚肉はビタミンB群が多く、たんぱく質を体内で活用しやすくなるだけでなく、身には牛肉より脂肪が少ないという意外なメリットも。鶏肉は胸身など脂肪の少ない部分を選べばよいでしょう。
お肉もどきを作るグルテンや大豆は、植物性ながらたんぱく質も豊富です。味噌は発酵によってたんぱく質がアミノ酸に分解されており、植物性でも吸収が早いのが特徴です。
たんぱく質を中心にしたバランスよい食事を
たんぱく質の吸収や再合成には、ビタミンやミネラルなどが必要。バランスよく食べましょう。
たんぱく質の分解吸収を促す
ビタミンB群は栄養素の代謝に深く関わる栄養素で、たんぱく質の分解・再合成にも不可欠。
特にパントテン酸(ビタミンB5)やビタミンB6はたんぱく質の分解合成に関わっています。
たんぱく質の合成を促す
体内でのアミノ酸の合成、コラーゲン(たんぱく質)の生成に欠かせないのがビタミンC。美容のビタミンといわれ、育毛のためにも欠かせない栄養素です。
そのほか、ケラチンたんぱく質の構成を促すのが亜鉛。亜鉛や鉄をはじめとするミネラル分は、育毛に大きな働きをします。ミネラルは不足しやすい栄養素なので、意識して摂取するようにしましょう。
血行を促進する
体内の栄養や酸素は、血液によって全身に運ばれます。とくに、頭皮には引力に逆らって血液を送る必要がありますから、血行がよくなければ毛母細胞へ栄養が届かず、育毛効果が落ちてしまいます。
血行促進に力を発揮するのがビタミンE。そして、体を温める効果があるのがビタミンA。たんぱく質の合成を促すビタミンCとともに摂ると、美容や健康に相乗効果が現れるため、3つをまとめて”ビタミンのACE(エース)”とも呼ばれます。
おすすめのレシピ
ダイエットをすると、どうしてもたんぱく質の量などが減るので、肌や髪にダメージが。美しくダイエットするには、高たんぱく質・低脂肪の低カロリーな食材の活用が不可欠です。
それにぴったりの意外な食材が”お麩”。いつもの料理に少しプラスするだけで、たんぱく質の量をアップすることができます。
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育毛はたんぱく質をはじめバランスのよい食事から
生きていくために必要な部分に栄養が届けられたあと、頭皮へやっと栄養が届きます。体にたんぱく質をはじめとする栄養が十分行き渡らせることが、育毛への近道。とはいえ、なかなかバランスのよい食事は難しいものです。
マイナチュレのオールインワンサプリは、日常不足しやすい栄養素をしっかり配合。髪だけでなく、体に必要な栄養を詰め込んだ、体に優しいサプリです。