女性の頭皮ケアのポイント|こりや不調の原因・対策方法を詳しく解説

女性の頭皮ケアのポイント|こりや不調の原因・対策方法を詳しく解説

臭いやベタつきなど、頭皮に悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか。頭皮のトラブルや不調は、抜け毛や薄毛を招く原因となります。そのままにせず、頭皮環境を整えるケアを行い改善していきましょう。

この記事では、髪や頭皮の悩みを持った女性に向けて、ケア方法や心がけたいことを解説します。最近髪の毛が細くなった、頭皮が硬い感じがする、と気にしている方はぜひ参考にしてください。

目次

女性が抱える頭皮の悩みと原因
頭皮が硬い・こる
頭皮が赤い・かゆい
フケが出る
頭皮・髪の毛がベタつく
頭皮が臭う
頭皮の不調は薄毛・抜け毛のサイン
女性は40代が分岐点
女性の薄毛・抜け毛の種類と特徴
びまん性脱毛症
出産後(分娩後)脱毛症
牽引性脱毛症
FAGA(女性型脱毛症)
女性におすすめの頭皮ケアの方法
頭皮に合ったシャンプーを選ぶ
髪・頭皮の洗い方を見直す
ドライヤーを使って乾かす
ヘアケア用品で保湿する
頭皮マッサージを行う
生活習慣の見直しも重要
バランスのよい食事をする
良質な睡眠をとる
適度な運動をする
女性の頭皮の悩みでよくあるQ&A
髪はいつ洗う?
朝シャンはよくない?
まとめ
閉じる

女性が抱える頭皮の悩みと原因

女性が抱えがちな頭皮の悩みと原因にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは5つ紹介します。

頭皮が硬い・こる

頭皮が硬くこっている状態は普段気づきにくいものですが、実は首や肩のこりと同じように気をつけたい症状です。頭皮が硬いのは血行不良や毛根への栄養不足のサインであり、そのままにしておくと薄毛や抜け毛の原因につながります。頭皮のこりは、目の疲れや頭皮の乾燥、自律神経の乱れなどが原因といわれています。

頭皮が赤い・かゆい

かゆみや赤みは頭皮が炎症を起こしている状態です。原因として、シャンプーやトリートメントが頭皮に残っていることや、帽子などで蒸れていることが挙げられます。また洗浄力の強いシャンプーや高温なシャワーで洗髪することで、乾燥による炎症を招いていることもあります。このような原因を見極めた頭皮ケアが重要です。

フケが出る

フケは古くなった角質が剥がれ落ちたものです。フケには、カサカサした乾燥タイプと、ベタベタした脂性タイプの2種類があります。乾燥タイプの場合、シャンプーのしすぎで皮脂が必要以上に洗い流されてしまうことが主な原因です。特に元々乾燥肌の方は注意しましょう。

脂性タイプの場合、洗髪不足やシャンプーのすすぎ残しなどで、頭皮の皮脂が過剰になっていることが原因のひとつです。頭皮の常在菌が皮脂によって増殖することで、フケだけでなく臭いの原因にもなってしまいます。

頭皮・髪の毛がベタつく

髪のベタつきは、頭皮に過剰な皮脂が残っていることで起こります。洗浄力が強いシャンプーを使ったり、頭皮を傷つけるシャンプーの仕方をしたり、蒸れた状態を長時間放置したりしないように注意しましょう。間違ったケアで頭皮に雑菌が繁殖すると、臭いの元にもなります。頭皮に優しいシャンプーを使ったり、指の腹で優しく洗ったりすることを心がけてください。

頭皮が臭う

頭皮の臭いは、皮脂に汗やホコリなどの汚れがたまることで発生します。洗髪をしないことでも起こりますが、シャンプーのすすぎが甘くて残った汚れも、臭いの元になります。特に髪の毛が密集しやすい後頭部などは臭いも発生しやすいため、念入りにシャンプーとすすぎを行いましょう。毛量が多い方や髪の長い方は特に注意が必要です。

頭皮の不調は薄毛・抜け毛のサイン

頭皮のこりや毛穴の詰まりは、薄毛や抜け毛のサインとして捉えることができます。頭皮の不調には血行不良が隠れていることが多く、毛根に十分な酸素や栄養が届いていないことが考えられます。血行不良になると健康な髪の毛が生産されにくくなり、ハリやコシの低下や髪の毛が細くなる原因につながります。

女性は40代が分岐点

特に髪の不調が目立ち始めるのは、女性ホルモンの分泌量が急激に減少し始める、更年期といわれています。女性ホルモンの分泌が減ると、ヘアサイクルの成長期に遅れが生じ、白髪や薄毛、抜け毛などが目立つようになります。40代に入ったら、正しい頭皮ケアで健やかな髪の毛の維持を心がけましょう。

女性の薄毛・抜け毛の種類と特徴

女性の薄毛や抜け毛の種類について、それぞれの特徴とともに解説します。

びまん性脱毛症

薄毛というと、多くの男性に見られるように部分的に毛が薄くなる状態を想像する方も多いかもしれません。しかし女性の場合は、髪の毛1本1本が細くなり、髪全体がまんべんなく薄くなる症状が多いのです。これを、びまん性脱毛症といいます。

出産後(分娩後)脱毛症

出産直後に女性ホルモンが急激に減少することで起こる、一時的な脱毛症状を指します。多くの女性が産後に経験するものであり、産後4~6ヵ月をピークに、1年以内には自然に治るとされています。

牽引性脱毛症

髪を引っ張りすぎて頭皮への負担が多くかかることで起こる症状です。毎日同じ位置で髪を結んだり、分け目を同じ場所にしたりすることで頭皮のダメージにつながり、脱毛の原因になってしまいます。そのほか、過度なブラッシングやアイロンで引っ張るなどの行為も原因になりやすいとされています。

FAGA(女性型脱毛症)

女性に起こる男性型脱毛症です。頭頂部の広い範囲が薄毛になり、後頭部の毛は薄くならないのが特徴です。50代以降に気になり出す方が多い症状のひとつで、ホルモンバランスの変化が原因と考えられています。

女性におすすめの頭皮ケアの方法

頭皮ケアをするには、どのような方法がよいのでしょうか。女性におすすめの方法を5つ紹介します。

頭皮に合ったシャンプーを選ぶ

シャンプーは髪や頭皮についた汚れを落とし、清潔に保つ役割があります。洗浄力が強いものや保湿成分が多く含まれるものなど、製品によって特徴が異なるため、自分に合ったものを見極めることが大切です。抜け毛や薄毛が気になる場合は、保湿力が高く、頭皮に優しく働きかけるものを選ぶとよいでしょう。

髪・頭皮の洗い方を見直す

髪や頭皮の洗い方を見直すことも大切です。特に、爪を立てて洗うと頭皮にダメージを与えることになり、健康な髪を育てるのに支障が出てしまいます。指の腹で洗うか、シャンプーブラシなどを使って優しくマッサージするように洗いましょう。

また、すすぎをしっかり行うことも忘れてはいけません。2~3分かけて、ぬめりを感じなくなるまでシャンプーやトリートメントを洗い流しましょう。

ドライヤーを使って乾かす

シャンプー後はタオルでしっかり水分を拭き取り、必ずドライヤーを使って髪を乾かしましょう。自然乾燥は頭皮の雑菌が繁殖しやすい状態になったり、髪の毛が切れやすくなるので避けましょう。

ドライヤーを使う際は、頭皮全体にまんべんなく風を当てながら、根本を浮かせるようにして乾かすのがポイントです。全体が乾いたら、今度は頭頂部から毛先に向かって流すように風を当てながら乾かしましょう。

ヘアケア用品で保湿する

ヘアケア用品を使用するのもおすすめです。育毛剤には健やかな髪の成長をサポートする成分が含まれており、頭皮の乾燥などのトラブルにも役立ちます。髪にハリやコシがなくなってきたと感じたら、早めに使用することで改善が期待できます。

そのほかにも、ヘアケア製品にはオイルやローション、美容液などさまざまなタイプがあるため、自分の頭皮に合ったものを選びましょう。オイル系を使う際は、髪だけでなく頭皮に使えるものかどうかをしっかり確認することも大切です。

頭皮マッサージを行う

頭皮のこりをほぐして血行をよくすることで、髪の生育にも良い影響を与えます。血行がよくなる入浴後にマッサージを行うとより効果的です。指の腹を使って、前頭部・側頭部・後頭部からそれぞれ頭頂部に向かって、血液を流すイメージで行いましょう。

生活習慣の見直しも重要

頭皮のためにできる生活習慣見直しの3つのポイントを解説します。

バランスのよい食事をする

バランスのよい食事で髪や頭皮に十分な栄養を届けることも大切です。髪の毛によい成分を含むものはもちろん、新陳代謝や血行をよくする食べ物を積極的に取り入れましょう。

良質な睡眠をとる

頭皮の新陳代謝や、髪の成長を促す成長ホルモンは、寝ている間しか分泌されないとされています。睡眠不足になると成長ホルモンが十分に分泌されず、ダメージを受けた頭皮や髪の修復が間に合わない事態となり、抜け毛や薄毛につながります。

成長ホルモンは眠りについてから3時間以内に分泌されることがわかっているため、少なくとも4時間の良質な睡眠時間は確保したいものです。

適度な運動をする

適度な運動で血流をよくし代謝機能を向上させることで、毛細血管に十分な酸素や栄養を届けることができるようになります。また自律神経を整えたり、ストレス発散になったりと、頭皮にとってよい影響が期待できることも特徴です。

これらの効果は、筋トレなどの無酸素運動よりも、水泳やウォーキングなどの有酸素運動でより高まるとされています。毎日少しずつでも続ける習慣をつけましょう。

女性の頭皮の悩みでよくあるQ&A

女性の頭皮の悩みで気になる2つの疑問をQ &A方式で紹介します。

髪はいつ洗う?

髪や頭皮の汚れをスッキリ落とすには、夜の洗髪が基本です。汚れがついたまま寝るとかゆみや炎症の原因になるだけでなく、毛穴の詰まりによって、寝ている間に出る成長ホルモンの働きを妨げてしまいます。1日分の皮脂や汗、ほこりなどはその日のうちに洗い流し、清潔にしてから眠りにつきましょう。

ただし、洗いすぎると乾燥したり余計な皮脂の分泌を促してしまったりするため、シャンプーは1日1回が原則です。

朝シャンはよくない?

洗いすぎは頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうため、シャンプーは1日1回、夜に行いましょう。朝のみのシャンプーでは清潔が保ちにくいことに加え、忙しい朝は洗い方や乾かし方が中途半端になりがちです。

成長ホルモンが多く分泌されるといわれる22:00~深夜2:00までにシャンプーを済ませ、朝のシャンプーは控えることが望ましいでしょう。

まとめ

女性が悩みがちな頭皮の問題や、すぐにできるケア方法を紹介しました。頭皮の不調は放っておくと抜け毛や薄毛にもつながるため、早めの改善を心がけたいものです。シャンプーの方法や生活習慣を見直すことはもちろん、場合によってはヘアケア商品を使うことも効果的でしょう。

マイナチュレでは、敏感肌や乾燥肌の方でも使える肌に優しい成分を使った育毛剤を提供しています。2020年には通販部門敏感肌ヘアケア市場で年間売上1位を獲得した実績もあるため、お肌の弱い方や妊娠中の方もぜひチェックしてみてください。

マイナチュレ ヘアケア商品はこちら


前の記事へ

女性の薄毛や分け目の薄毛とは|抜け毛が増える原因や対処...

次の記事へ

シングルママ・パパのサポート団体NPO法人リトルワンズ...