わかめの栄養は髪に良い?含まれる栄養素や本当に髪に良い食べ物を丁寧に解説

わかめの栄養は髪に良い?含まれる栄養素や本当に髪に良い食べ物を丁寧に解説

わかめの栄養は髪に良いといわれることが多いものの、わかめを食べれば髪が増える、特別髪に良いということはありません。この記事では、わかめが髪に良いといわれる理由、髪に良い栄養素や多く含まれる食品、髪に良い生活習慣などを詳しく解説していきます。ぜひ髪のお悩み解決に役立ててください。

目次

「わかめは髪に良い」といわれる理由
ヨウ素が含まれている
ミネラルが含まれている
アルギン酸が含まれている
髪に良い栄養素と多く含まれる食品
タンパク質
ビタミン
亜鉛
アミノ酸
コラーゲン
髪のために控えたほうがよい食品
揚げ物・糖質
過剰な塩分
刺激物
食生活以外にも気をつけたい髪によい生活習慣
ストレスをためない
質の良い睡眠をとる
丁寧なヘアケアを心がける
まとめ
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「わかめは髪に良い」といわれる理由

わかめは栄養豊富な食べ物です。ここでは、わかめが髪に良いといわれる理由について解説します。

ヨウ素が含まれている

わかめの栄養成分には、ヨウ素が含まれています。ヨウ素は「ヨード」ともいわれるミネラルの一種で、甲状腺ホルモンの原料となり、体内で代謝などの重要な機能を担っています。

ヨウ素は髪の毛の発育にとっても必要な成分であることは確かです。しかし、1日に必要なヨウ素の量は0.095〜0.13mgと本当にわずかな量で、不足することはあまりありません。多量に摂取したとしても、髪は増えないことがわかっています。

ミネラルが含まれている

わかめにはヨウ素以外のミネラルも豊富に含まれており、これらもまた、髪の成長に必要な栄養素です。わかめに含まれるミネラルには、ヨウ素以外にカルシウム、鉄、亜鉛、銅といったものがあります。ミネラル不足は白髪の原因にもなるため気をつけたいところですが、わかめだけでなく、他の食べ物での摂取も必要です。

アルギン酸が含まれている

わかめのぬるぬる成分は、アルギン酸という食物繊維の一種です。アルギン酸には、血液をさらさらにし、髪に栄養を届きやすくする効果があります。また食物繊維であるため、腸内環境を整え新陳代謝を高める等の効果も期待できます。ただし、アルギン酸によって髪が生えるわけではなく、髪が生えやすい環境を整える程度です。

髪に良い栄養素と多く含まれる食品

身体にとっても髪にとっても、バランスの良い食生活を送ることが大前提であり、偏った食事は望ましくありません。その上で特に意識して摂りたい髪に良い栄養素と、豊富に含まれる食品を以下に解説します。

タンパク質

タンパク質は、体内でアミノ酸に分解され「ケラチン」の材料となります。広島大学などの研究によれば、髪の約85%がケラチンでできていることがわかっています。そのため、ケラチンの材料となるタンパク質は髪の健康には欠かせない成分です。

タンパク質には、動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。双方をバランスよくとるよう心がけましょう。

※参考:【研究成果】株式会社ミルボンと広島大学が、熱ダメージで毛髪タンパクが構造変化する過程の高精度観察に世界で初めて成功|広島大学

タンパク質摂取におすすめの食品

動物性タンパク質には、肉、魚、鶏卵、乳製品が挙げられます。どれかに偏ることなく、まんべんなく食べるのが理想的です。一方、植物性タンパク質はほとんどが大豆製品です。大豆そのものや納豆、豆腐などが含まれます。枝豆、油揚げなら食べやすいという人も多いでしょう。

ビタミン

ビタミンには多くの種類がありますが、髪にとって特に重視したいのは3種類です。まずは、ケラチンを生成しやすくする作用のある「ビタミンB群」をとりましょう。次に「ビタミンE」は血流を促進し、髪に栄養を届きやすくする働きをします。さらに、頭皮の乾燥を防ぐ「ビタミンA」も摂るようにしましょう。頭皮の乾燥は抜け毛の原因になります。

ビタミン摂取におすすめの食品

ビタミンB群を摂るなら、肉、魚、納豆などのタンパク質を食べるようにしましょう。ビタミンEが多く含まれるのは、アーモンド、クルミ、ピスタチオといったナッツ類です。ビタミンAは、レバー、うなぎ、ほうれん草などに多く含まれています。

亜鉛

亜鉛は、タンパク質を形成する働きがあるミネラルの一種です。亜鉛が不足すると、体内では細胞分裂が抑制されるため、発毛に悪影響を与える可能性があります。一方で摂取のしすぎはリスクもあるといわれているため、サプリではなく食事からとるようにするのがおすすめです。

亜鉛摂取におすすめの食品

亜鉛の摂取におすすめの食品は、わかめを含む海藻類や、生牡蠣などです。またチーズ、牛モモ肉、レバーにも亜鉛が豊富に含まれています。ジャーキーやスモークなどの加工品も亜鉛が豊富です。野菜では、パプリカ(粉)やかぼちゃに含まれています。亜鉛が不足している場合は、これらの食品を積極的に摂るようにしましょう。

アミノ酸

ケラチンは、18種類のアミノ酸が結合してできているタンパク質です。つまり、健康な髪をつくるためには、アミノ酸も重要な成分ということになります。18種類のアミノ酸のなかでも、特に重要なのはL-シスチン、メチオニンの2種類です。

アミノ酸摂取におすすめの食品

アミノ酸の摂取におすすめの食品は、摂りたいアミノ酸によって違います。L-シスチンは、大豆、レバー、鶏卵、羊肉に多く含まれています。一方、メチオニンを多く含むのは鶏肉、牛肉などのほか、マグロやカツオ、ナッツ類などです。

L-シスチンは髪を形成するだけではなく、美肌効果や美白効果も認められています。メチオニンにも、細胞の活性化、老化の抑制といった効果が認められているため、バランスよく摂取しましょう。

コラーゲン

髪にコラーゲンが良いというと意外に思うかもしれませんが、頭皮も「肌」の一部です。肌の質を良くする作用のあるコラーゲンが不足すると、頭皮が硬くなり血行不良になりやすいため、髪にも悪影響が及んでしまいます。

コラーゲン摂取におすすめの食品

コラーゲン摂取におすすめの食品は、豚足、鶏皮、手羽先などです。また、湯葉、高野豆腐にも含まれていることがわかっています。フカヒレや魚の皮、うなぎ、かれい、えびなどもコラーゲンを多く含む食品です。

髪のために控えたほうがよい食品

積極的に摂ってほしいものもある一方で、髪のために控えたほうが良い食品もあります。どのようなものが該当するか知っておきましょう。

揚げ物・糖質

揚げ物や糖質はとりすぎると血流を妨げ、血行不良の原因になります。また、皮脂が過剰に分泌されるため、毛穴が詰まりやすくなってしまうでしょう。毛穴の詰まりは過剰に分泌された皮脂に、古い角栓などが混じって起こるものです。毛穴が詰まると、毛穴や毛根に近い毛細血管の働きを鈍らせ、髪が抜けやすくなります。

過剰な塩分

必要以上に塩分を摂取すると、肝臓や腎臓に負担をかけ、高血圧や、動脈硬化を引き起こす可能性があります。結果として血液がドロドロになり、栄養分が髪に届かなくなるため、抜け毛の原因になります。

刺激物

コーヒーや辛い物など、一般的に刺激物とされるものは摂りすぎない方が良いでしょう。辛い物は、胃などの粘膜や血流に悪影響を与えることがあります。コーヒーについてはとりすぎると良質な睡眠を妨げる原因になるでしょう。いずれも髪の健康には望ましくありません。

食生活以外にも気をつけたい髪によい生活習慣

食生活以外にも、髪に良い生活習慣を心がけましょう。ここからは食生活以外で、髪のために気をつけるべきポイントを解説します。

ストレスをためない

ストレスを受けるとストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンが増えると、自立神経が乱れることによってさまざまな影響があります。例えば血行不良が起きる、あるいは活性酸素が増加するため、毛根細胞に悪影響が及ぶ可能性があります。こまめなストレス発散を心がけましょう。

質の良い睡眠をとる

睡眠時間が短い、眠りの質がよくないといったケースでは、成長ホルモンの分泌が妨げられることがわかっています。成長ホルモンは成長期にだけ作用するものではなく、大人になっても新陳代謝をうながす重要な役割を持つものです。質の良い睡眠でよく心身を休ませましょう。

丁寧なヘアケアを心がける

ヘアケアを丁寧に行うことも大切です。シャンプーは、アミノ酸系など頭皮への刺激が少ないものを選びましょう。シャンプーをするとき、頭皮マッサージを行うことも効果的です。

育毛剤には頭皮の環境を整えてくれる成分が含まれるため、ぜひ使ってみましょう。ただし、半年ほど継続して使うことで、ようやく効果が見えてくるのが育毛剤です。すぐにやめてしまっては効果が期待できない可能性が高いため、根気よく取り組むようにしましょう。

まとめ

わかめには髪に良い栄養が入っていますが、わかめ自体に髪を生やしたり、色をつけたりする効果はありません。髪のコンディションを改善したいなら、わかめを含め髪に良い食品を多くとり、生活習慣を整え、また適切なヘアケアをするようにしましょう。

なかでも育毛剤は、頭皮をいたわり、健康な髪のための頭皮環境を整えてくれます。マイナチュレの育毛剤には、無添加の植物性原料やコラーゲンなどが含まれ、健やかな頭皮を保つのに役立ちます。ぜひマイナチュレのヘアケアをお試しください。

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