公開日:2012.07.23 更新日:2017.09.22
湿気が多くてくせ毛になる!その原因と対策を紹介
梅雨から夏にかけて気になる湿気。
スタイリングもうまく決まらず、この時期特有の髪のくせ毛が気になる方も多いと思います。
実は湿気でくせ毛になりやすい人は、ダメージヘアになりやすいことが分かっています。
そこで今回は、
・なぜ湿気が多いとくせ毛になるのか
・なぜくせ毛だとダメージヘアになりやすいのか
・くせ毛の対策
の3つをご紹介します。
くせ毛の原因は髪が必要以上に湿気を吸収するから
湿気のせいでくせ毛になり、スタイリングが決まらない、髪がパサつく、と悩んでいる方も多いです。
こんな悩みから「ストレートパーマをかけて髪をまとめる」という対策をしている方もいると思いますが、そもそもなぜ湿気が多いとくせ毛になりやすいのでしょうか?
その原因は「髪が必要以上に湿気を吸収するから」です。
【健康な髪の場合】
・髪の水分量は7~11%に保たれている
・ドライヤーをかけても髪の水分は失われない
・湿気が多い時でも最大35%までしか水分を吸収しない
【ダメージヘアの場合】
・髪の水分が一定に保たれない
・湿気が多いと最大68%ほどの水分を吸収してしまう
このように、髪がダメージを受けている場合は、湿気を吸収しすぎるため注意が必要です。
水分を必要以上に吸収すると、髪がうねりやすくなるためくせ毛になりやすいのです。
くせ毛はキューティクルが剥がれているからダメージを受けやすい
髪の表面は「キューティクル」といううろこ状のもので覆われており、髪の水分量も一定に保ってくれています。
つまり髪が必要以上に湿気を吸収してしまい、くせ毛になるということは、キューティクルが剥がれている可能性が高いのです。
キューティクルは髪の水分量を一定に保つという働き以外に、
・枝毛や切れ毛
・紫外線による髪の日焼け
・ドライヤーの熱
などから、「髪の表面を保護する」という大切な役割があります。
キューティクルが剥がれていると、髪にとっては無防備な状態であり、ダメージヘアになりやすいのです。
くせ毛対策はキューティクルを引き締める
湿気が原因でくせ毛になるのなら、「キューティクルを引き締める」
これが一番大切なことです。
髪も必要以上に湿気を吸収しなくなるので、くせ毛になりにくくなります。
そのためには、お風呂上がりのドライヤーのかけ方を変えましょう。
【ドライヤーの手順】
①温風で濡れた髪を80%くらいまで乾かす
1か所にドライヤーを当て続けないように、左右に振りながら髪全体を乾かすように当てます。
②髪がある程度乾いたら、ヘアスタイルを整える
必要以上にブラッシングすると、髪を傷めてしまうので注意しましょう。
③最後に冷風を当てて、キューティクルを引き締める
温風を当てたままではキューティクルが開いたままです。最後に冷風を当てることにより、引き締めることができます。
髪のつや出し効果も期待でき、キューティクルが閉じた状態なのでくせ毛になりにくく、翌日のヘアスタイルもキープしやすくなります。
いかがでしたか?
湿気が多い時期でも、ドライヤーのかけ方でくせ毛をある程度防ぐことができます。
他にもくせ毛が出てしまう原因には、
・生活習慣の乱れ
・間違ったヘアケア
・女性ホルモンのバランス
なども考えられます。
下記のページで、くせ毛の原因をまとめておりますので参照してみてください。
https://www.my-nature.jp/content/other/2891/
規則正しい生活を送り、湿気によるくせ毛に負けないようにしましょう。