公開日:2015.11.12 更新日:2016.05.31
乾燥肌の女性がクレンジングで注意すべきこと
クレンジング後に肌がつっぱってしまったり、ヒリヒリと痛くなったりしてかゆみをともなうなら、乾燥肌である可能性があります。
間違ったクレンジングを続けてしまうと、乾燥はさらに悪化。肌の水分不足が深刻化すると、肌のバリア機能が弱まり、さらなる肌ダメージを引き起こしてしまいます。乾燥肌の女性が注意すべきクレンジングのコツをご紹介します。
ポイントメイクは事前にオフ
落としにくいクレンジングに時間をかけるあまり、肌の乾燥を悪化させていませんか? すばやくクレンジングをするために、アイラインやマスカラなどのアイメイク、リップといった落としにくいポイントメイクは、あらかじめ専用のリムーバーでオフしておきましょう。
まつ毛や目のキワなどクレンジング料が入りにくくメイクを落としにくい箇所は、綿棒にリムーバーをつけ、やさしくなぞるように落としましょう。
時間・量・なじませ方に注意
1.時間
クレンジング料を肌の上にのせる時間が長ければ長いほど、肌にとって大切な水分や油分が失われていき、乾燥が進んでしまいます。少しくらい汚れが残っていても、次の洗顔で落とせるので、手早く済ませることに集中しましょう。目もと、口もとなどの皮膚が薄い箇所、乾燥しやすい?は後回し。皮脂量が多く皮膚も厚めのTゾーンから、すばやくなじませます。
2.量
クレンジングの量が少ないと、メイクを落とそうとゴシゴシこすってしまうことになります。摩擦による肌のダメージを防ぐために、容器に記載されている適量を守りましょう。
3.なじませ方
クレンジングの際は、摩擦に要注意。肌をゴシゴシこすってしまうと、摩擦によって肌表面が傷つけられ、乾燥が悪化してしまいます。やさしくマッサージするようになじませるのがコツです。
すすぐお湯の熱さにも注意しましょう。熱いお湯は、肌から水分や油分を奪うとともに、肌への刺激となります。少し冷たいと感じるくらいの、ぬるめのお湯ですすいでください。
クレンジング料をしみ込ませたコットンタイプのクレンジングは、肌の乾燥が気になる場合は使用を控えましょう。強い洗浄成分による肌への刺激や、ふき取る際の摩擦で、乾燥が進んでしまいます。
配合成分も要チェック
クレンジング料に配合されている界面活性剤は、水分と油分を混ぜ合わせるために必要なもの。油分が多いものは、水分としっかり混ぜ合わせるために強い力を持つ合成界面活性剤が配合されています。オイルタイプのクレンジングオイルがメイクをよく落とせるのは、そのためです。
しかし、合成界面活性剤は、肌に残って刺激となってしまうケースがあります。洗浄力が高いクレンジング料は、それだけ刺激も強く肌への負担となってしまうため、注意が必要です。
乾燥がひどいと感じたら、メイクは薄く、洗顔料でも落とせるくらいにとどめましょう。また、オイルタイプではなく、クリームや乳液タイプのものを選ぶのがおすすめです。
オイルタイプがお好きな方は、オリーブオイルやホホバオイルなどの植物油で代用するのがおすすめ。合成界面活性剤が含まれていなくても、メイクに油分がなじんですばやく浮き上がらせます。
正しいクレンジングですこやかな肌に
乾燥肌タイプの人が間違ったクレンジングを続けてしまうと、メイクだけでなく、肌から水分や油分も落としてしまいます。乾燥がひどくなってしまわないよう、日ごろからクレンジングに注意をすることが大切です。
そしてクレンジング後はしっかり保湿をして、乾燥によるダメージから肌を守りましょう。