公開日:2016.01.01 更新日:2016.05.31
気になる産後の体型、どうやって戻す?
産後、なかなか妊娠前の体型に戻らず、悩むママは多いそうです。一般的に、出産後6カ月までは妊娠中についてしまった脂肪が落としやすく、それ以降では脂肪が固くなって落としにくくなってしまうといわれています。
今回は、産後の体型が気になったらぜひチャレンジしていただきたいポイントを、いくつかご紹介します。
しかし、授乳や子育てで大変なママにとって、間違ったダイエットは禁物。「早く脂肪を落とさなきゃ」と焦るあまり、栄養バランスが偏った食事や過度なカロリー制限に走ってしまうと、ただでさえ出産という大仕事で弱り、日々の育児で疲れもたまっている身体がさらに衰え、慢性的な体調不良に陥ってしまいます。
それだけではありません。母乳に含まれる栄養も減り、赤ちゃんの健康にまで影響してしまうのです。
骨盤を整える
妊娠中、赤ちゃんを通すために骨盤はゆっくりと開いていきます。そして、出産時には骨盤は最大限開いています。出産後の生活によって自然に骨盤が閉まっていくケースがありますが、骨盤がなかなか閉まらずゆるんだまま、ということもあります。
産後も骨盤のゆるみを放置してしまうと、開いた部分に脂肪がたまりやすくなり、お腹がポッコリと出たままになってしまいます。
まずは骨盤を引き締め、理想のスタイルを目指しましょう。腰を左右にゆっくり10回まわし、最後にお尻をキュッと閉めるようにストレッチします。つま先やかかとは、しっかり床に着けたままおこないましょう。
あお向けに寝ている姿勢でもできるストレッチがあります。両ひざを90度になるように折り、左右交互にゆっくり倒します。
着用するだけで骨盤を引き締めてくれる、骨盤矯正ベルトやガードルもおすすめです。ストレッチも矯正下着も、腰痛に気をつけ無理のない範囲で実践してみてください。
代謝をアップさせる
妊娠中は、お腹が出て重たくなることもあり、運動不足になってしまいがちです。その分、筋肉量が下がり、基礎代謝も低下してしまいます。基礎代謝量が低いと脂肪を燃焼する力も弱まり、やせにくい体質になってしまいます。
代謝を高めるために、筋肉量をキープするたんぱく質をしっかり補うことが大切です。脂肪分が少ない鶏むね肉や赤身の魚、豆腐や納豆といった食品を、積極的にとりましょう。
身体をポカポカと温めてくれる生姜を、たくさん料理に取り入れるのもいいでしょう。また、おすすめしたいのが白湯です。白湯を飲むことで内臓が温まり、基礎代謝も連動してアップします。内臓が温まることで活動が活発化し、身体のめぐりがよくなり、老廃物の排出にもつながります。沸騰したお湯を50℃前後になるまで冷ましてから飲むのがおすすめです。内臓が冷えて弱まっている朝、小さめの湯飲み一杯分を目安に飲みましょう。
とにかく身体を動かす
妊娠中はお腹が張り、身体が重くなっているので、つい運動不足になってしまいがち。しかし出産後も運動をおろそかにしてしまい、理想の体型からほど遠くなってしまう……という人が多いそうです。
理想の体型を目指すなら、きちんと運動して筋肉をつけ、代謝を高めることが大切です。ですが、ハードなスポーツやジム通いをしなくても大丈夫。子どもと一緒に散歩したり、遊んだりすることでも十分な運動量が得られます。
また、雑巾やモップがけ、風呂掃除といった全身を使ってする家事をまめに行うなど、とにかくよく動くことを心がけましょう。こまめな運動はダイエット効果があるだけでなく、血行がよくなり、気分転換にもなります。
無理なく美しい体型を目指しましょう
出産後も理想の体型をキープして、おしゃれを楽しみたいもの。体調や育児を優先しながら、無理のないダイエットを少しずつ始めてみてはいかがでしょうか?