公開日:2013.04.19 更新日:2017.12.05
薄毛の原因?髪の老化はいつから?
髪や頭皮の老化についてはあまり詳しい話を聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。
量や質、白髪、頭皮の状態など、年齢とともに増える髪の悩み。髪もお肌と同じように、年齢を重ねるごとに老化していきます。
今回は、髪の老化について知りながら、エイジングケアを取り入れて育毛ケアにアプローチしてみましょう。
意外と知らない髪の老化。加齢による髪の変化はいつから始まるの??
「最近、白髪が増えて気になる」
「抜け毛が増えた気がする」
「頭皮が目立つのが悩み」……etc.
白髪や薄毛、抜け毛は髪の老化現状として特に気になる部分ですよね。
その他にも髪のハリやコシ・ツヤの減少、くせ毛が強くなるといった悩みも髪の老化の初期症状といわれています。年齢とともにお肌の水分量やコラーゲン量が減少していくのと同じように、髪も年齢とともに変化していきます。
頭の痛くなるようなお話ですが、自分の髪の老化状態を知ることで育毛ケアに役立てることが出来ます。
加齢による変化ときちんと向き合うことが大切ですよね。
では、加齢による髪の変化はいつごろから、どのように始まるのでしょうか??加齢による髪の変化をチェックしてみましょう!
変化その1:髪の量
日本人女性の髪の量は、平均10万本ほどといわれています。
その量は30代から徐々に少なくなり、全体的に薄くなっていきます。
変化その2:髪の内部の脂質
若々しく健康な髪は、3%の脂質を持ち髪の潤いやツヤ・ハリを保っていますが、年齢とともに脂質量も緩やかに減少します。その結果、潤いやツヤがないパサついた髪へと変化していきます。
変化その3:髪の太さ
髪の太さは男性が20代前半、女性は30代後半がピークでもっとも太いといわれています。
その後、緩やかに細くなりハリやコシがなくなっていきます。
個人差はありますが、髪の変化は30代から始まり、40代に入ると具体的な悩みとして現れてきます。
最近では、過剰ストレスや乱れた生活習慣・食生活などが原因で20代後半から髪の老化が始まる方も少なくありません。
髪のハリ・コシがなくなってきた、ボリュームがなくなってきた、髪の立ち上がりが悪いという方は、髪の老化が進行している可能性があるのです。
頭皮の老化にも注目!頭皮ケアから若々しい髪を実現しましょう
お肌と同様に、年齢があらわれやすい髪の毛。髪の老化の原因は、髪が生まれてくる根本の‘頭皮’に隠されています。
頭皮とお顔は1枚で繋がった同じ皮膚。基本的な構造は同じなのです。
お肌の曲がり角が28歳と言われるように、頭皮も潤いやハリ・弾力の低下は28歳から始まります。頭皮が老化することでハリ・コシ・ツヤのある髪が育てられなくなり、その影響が30代後半で具体的な症状として髪に現れるのです。
お肌と同じく、髪の老化を防ぐためには、早めのケアが大切。28歳を過ぎたら頭皮をケアする必要があります。
少し前までは頭皮ケアと聞くと「薄毛のため」というイメージをもたれている方が多かったようですが、最近では雑誌やTVでもピックアップされたり、頭皮をケアすることが一般的になってきましたよね。
「頭皮をケアする」という意識は浸透してきたものの、具体的なケア方法についてはまだまだ誤解が多いようです。
間違ったケアを行っていると、逆に頭皮を傷つけてしまうこともあるので、頭皮ケアの前に正しい知識を持つことも大切です。
髪の老化は早めに防ごう!正しい‘頭皮ケア’の方法
正しい頭皮ケアを行うこと!と言われても、「何が正しいのかよく分からない」という声も。
頭皮もお肌も「一枚でつながった同じ皮膚」と考えるとケアの基本は同じなのです。
毎日のケアで気をつけておきたいのは、
●新陳代謝を促す
●潤いを与える
●酸化を防ぐ
●血行を促進する
の4つのことを意識して行うこと。
これが、頭皮ケアの基本といわれています。
またお肌に良くないといわれていることは、頭皮にも悪影響を与える可能性が大!
例えば「紫外線を浴びる」「強く擦る」「喫煙」などの行為は活性化酸素を発生させるため、頭皮の老化促進を加速させてしまう心配があります。
スキンケアのステップでは、クレンジング、洗顔といった洗い流すケアから始まり、化粧水、乳液、美容液などの栄養を与えるケアで終わります。
同じように、頭皮も「シャンプーして終わり」ではなく、汚れを落とした後に頭皮用の育毛剤で、保湿や栄養を与えることが重要です。
頭皮ケアがよくわからないという方は、是非、「お顔のケアと基本は同じ」ということを思い出してください。
力をいれて擦り過ぎない、乾燥させない、紫外線対策をする、過剰に洗い過ぎない……などなど、お顔のケアと言えば色々な方法が浮かびますよね。
頭皮も同じように、やさしく丁寧に毎日のケアを心がけましょう。
また敏感肌の方は、クレンジングや洗顔料などのスキンケア用品も、「弱酸性」や「アミノ酸」「セラミド」など低刺激のものを選びますよね?
同様に、刺激が強い成分が配合されたシャンプー、コンディショナーよりも「やさしい成分」を選ぶことも大切です。
お顔のケアを同じと思えば、商品選びやケア方法の見直しもしやすくなりますよ♪
「お肌に良いこと=頭皮に良いこと」
スキンケアだけでなく、生活習慣や食べ物も同様です。
運動不足、睡眠不足に気をつけたり、お野菜やたんぱく質をきちんと摂る。
お肌にも頭皮にも良いことと思えば一石二鳥ですよね!
いかがでしたでしょうか?
頭皮のケアといわれると何をしたらいいのかわからない!
そんな声をよく耳にしますが、基本は「お肌のケア」です。
難しく考えずに「お肌に良いこと」を思い浮かべながら頭皮のケアを実践してみましょう