公開日:2019.07.04 更新日:2019.07.23
女性の薄毛・抜け毛の7つの原因とは?10個の対策方法を解説
現代の女性の薄毛・抜け毛の原因の1つに、仕事に家庭に育児にと、ストレスを抱え込むことが多くなったことが考えられます。
ストレスによって体内環境が変化し、薄毛や抜け毛につながってしまうのです。
もちろんストレス以外にも、薄毛や抜け毛の原因は様々あります。
この記事は、大切な髪を守っていくために、女性の薄毛・抜け毛の原因と対策方法についてまとめました。
女性の薄毛・抜け毛の7つの原因とは?
まずは女性の薄毛・抜け毛の原因を8つご紹介します。
加齢に伴う女性ホルモンの減少
女性ホルモンには、主に頭皮のコラーゲンの生成を助け細胞を刺激し、髪の成長を促す役割のあるエストロゲンと、成長期に入った毛髪サイクルを保つ働きのあるプロゲステロンがあります。
しかし、歳を重ねると共に、いずれの女性ホルモンの分泌量も減少し、髪の毛1本1本が細くなって抜け毛が増えたり薄毛になります。
※女性ホルモンの減少による髪の衰えには個人差があります。
頭皮の血流の低下
頭皮の血流が悪いと、髪の成長に必要な栄養素が毛根に行きわたらなくなり、髪の毛が細くなったり、抜け毛や薄毛につながったりします。
運動不足などの良くない生活習慣や喫煙は血流を低化させる原因となりますので、注意が必要です。
ストレスによる自律神経の乱れ
自律神経が乱れている状態とは、交感神経と副交感神経のスイッチをうまく切り替えることができなくなった状態のことです。
ストレスを抱えると自律神経が乱れ、どちらかが活発に働いてしまいます。
このような状態が続くと、身体は疲労回復や栄養の消化吸収が十分にできず、どんどん体力を失っていきいます。
同時に、血流も悪くなるため、毛根に酸素や栄養分が行き届かなくなり、結果的に抜け毛・薄毛につながります。
食生活の乱れ
偏った食生活などによる栄養バランスの乱れも、抜け毛や薄毛の原因となります。
特に女性の中には、美容やダイエットのために偏った食事になってしまっているケースもあります。
なにかを抜いていたり、同じものばかりを摂る食生活だと、健康な頭髪に必要な栄養素が不足してしまっている可能性があります。
例えば、たんぱく質には卵や肉に含まれる動物性たんぱく質と、豆類や白米に含まれる植物性たんぱく質の2種類があります。
肉類に含まれる動物性たんぱく質ばかりを食べることは、脂質の摂りすぎなどに繋がり、髪のためにはよくありません。
卵や牛乳、脂質の少ない鶏肉や貝類をも摂るといった工夫が必要です。
なお、牛肉や豚肉は、そこまで神経質になる必要はありませんが、食べ過ぎに注意し、どちらかに偏ることなく、バランスよく食べるようにしましょう。
生活習慣の乱れ
食事以外の生活習慣が乱れることも、髪には悪影響です。
例えば運動不足や睡眠不足、喫煙などは生活習慣の乱れにつながります。
生活習慣が乱れると、自律神経が乱れたりストレスの原因ともなりますので、意識して直していく必要があります。
パーマやカラーリングをしている
カラーやパーマなどを繰り返すと、髪の毛が細くなってしまう可能性があります。
例えばパーマ液は髪の毛の表面を覆うキューティクルを剥がし、髪の奥に刺激を与えるため、髪の毛にダメージを与えてしまいます。
また、カラーリングは髪の毛だけでなく頭皮にも悪影響を及ぼします可能性があり、こちらも注意が必要です。
パーマやカラーリングの直後は専用のケア製品で1週間程度はケアを行うことをおすすめします。
石油合成系や石鹸系のシャンプーを使っている
皆さんは、今ご自分が使っているシャンプーが何系のシャンプーがご存じでしょうか?
シャンプーには、石油系、石鹸系、アミノ酸系などのシャンプーがあります。
石油系のシャンプーは安価で泡立ちがよく洗浄力も強いですが、頭皮には刺激が強いという特徴があります。
また、石鹸系のシャンプーもアルカリ性のため洗浄力が強くスッキリ感を感じやすいかと思いますが、やはり頭皮への刺激が心配です。
一方、アミノ酸系シャンプーは、頭髪と同じ成分のため、何か頭皮に不安がある方は特におすすめです。
女性の薄毛・抜け毛に有効な対策10選
薄毛・抜け毛の原因が分かったところで、ここからは薄毛・抜け毛を防ぐ具体的な方法をご紹介します。
正しい洗髪を心がける
正しい方法で髪の毛を洗うことで、薄毛や抜け毛を防ぐことができます。
シャンプー前に、まずはブラッシングを行い、シャワーで洗い流すことで、髪の毛についた汚れやほこりの8割を取り除くことができます。
シャンプーは適量を手のひら、手の甲になじませてから使用します。
この際、シャンプーの量が多すぎると、洗い残しの原因にもなるので注意しましょう。
そして、指の腹を使って、洗い残しがないようにジグザグに進めましょう。
また、洗髪時にシャワーが熱すぎると、頭皮の乾燥をまねいたり皮脂の過剰分泌につながるため、39度ぐらいのお湯を使うといいでしょう。
シャンプーが頭皮に残らないよう、流す際もジグザグに進めましょう。
参考記事:シャンプーの方法【動画】
毎日シャンプーをする
頭皮を清潔にしていないと毛穴に皮脂がたまってしまったり、反対に皮脂が取れすぎてしまったりして抜け毛を引き起こしてしまいます。
自分に合ったシャンプーを使い、毎晩シャンプーをして髪の毛を清潔に保つことが大切です。
頭皮マッサージをする
頭皮の血行不良による乾燥には、頭皮マッサージがおすすめです。
お風呂で湯船につかっているときや、お風呂上りなど、どんな場面でも手軽に行えます。
<手順>
・左右のこめかみ、生え際の真ん中などを指で5秒ずつ押しましょう
・えりあし付近も同じように親指で5秒ずつ押します
・指4本を使って側頭部を耳の上からゆっくり押し上げていきましょう
・4本の指で首を包み込むように5秒かけて首の横をゆっくり流します
紫外線対策をする
頭部は、体の中で最も太陽に近く、紫外線を浴びやすい場所ですが、日焼けや炎症を起こしても気づきにくいことが多いです。
そのため、いつの間にかダメージが蓄積され、抜け毛・薄毛の原因になっていることがあります。
これを防ぐためには、肌に日焼け止めを塗るのと同様に、頭皮も日焼け対策をすることが必要です。
具体的には、外出時は日傘や帽子などを活用し、紫外線から頭皮を保護しましょう。
参考記事:頭皮を紫外線から守って女性の抜け毛対策を
バランスの取れた食事を心がける
栄養分を頭皮にしっかり届けるためには、血流の良い健康的な身体が大切です。
こちらでは、具体的な栄養素を挙げていきます。
鉄分
特に女性は鉄分が不足しがちなので、ほうれん草やキャベツ、レバー、カツオなど、鉄分豊富な食材を取り入れましょう。
たんぱく質
髪の毛はケラチンというたんぱく質からできているため、たんぱく質もバランスよく摂取しましょう。
大豆や豆腐は良質なたんぱく質を含んでいるため、毎日の食事に意識的に取り入れましょう。
また、大豆に含まれる大豆イソフラボンには女性ホルモンに似た働きがあるためおすすめです。
ビタミン
ビタミンにはたんぱく質の吸収を促進する働きがあり、発毛だけではなく疲労回復や肌荒れ防止にも効果があります。
特に魚介類に多く含まれるビタミンB6やビタミンDは髪にとてもいいため、魚中心の食事に切り替えることも有効です。
亜鉛(ミネラル)
亜鉛は発毛を促し健康的な髪を育てる効果を持っています。
亜鉛が多く含まれる食品はカキです。
カキは海のミルクと言われるぐらい栄養満点な食材ですのでおすすめです。
参考記事:健康な髪を育てるために必要な栄養素とは?
サプリメントを使ってみる
女性ホルモンのサポートにはバランスの良い食事が欠かせません。
しかし、いつも栄養バランスの取れた食事を摂るのはなかなか大変です。
そんなときにはサプリメントを活用をしましょう。
女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンや、女性ホルモンのコントロールを手助けするプラセンタ、ビタミン・たんぱく質が豊富なマカなどがおすすめです。
参考記事:女性の育毛ケアのため安全と使いやすさにこだわりたい!-サプリメント シナジー 開発秘話
規則正しい生活を心がける
薄毛・抜け毛を防ぐためには、適度な運動を心がけ、十分な睡眠を取り、規則正しい生活を送ることが大切です。
適度な運動やストレッチをすることで血行や代謝がよくなり、睡眠の質も高まります。
規則正しい生活を送れば、ストレス発散にもつながり、髪だけではなく身体全体に良い影響を与えます。
また、禁煙やアルコールを控えることも大切です。
ストレスを貯めないように定期的に発散する
ストレスは自律神経に悪影響を及ぼしますので、ストレスを感じたらできるだけ溜め込まずに適度に発散させましょう。
適度に体を動かすのもいいですし、趣味に没頭する時間を作るのもいいでしょう。
また、忙しくてなかなか時間が取れない人は、リラックス効果のあるハーブティーを飲んだりアロマを炊いたりすると、リラックスできるためおすすめです。
育毛剤や髪に優しいシャンプーを使用する
抜け毛対策・薄毛対策と並行して、育毛剤や髪に優しいシャンプーを使用すると効果的です。
育毛剤は着色料などの余計な成分が入っていない無添加のものを選ぶといいでしょう。
また、シャンプーには石油系、石鹸系、アミノ酸系がありますが、石油系と石鹸系は頭皮への刺激が強すぎるため、弱酸性で頭皮への負担が少ないアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
参考記事:女性の薄毛を改善する為に知っておくべき育毛剤の選び方、使い方
ヘアスタイルや分け目を変えてみる
髪を結ぶと、結んだ箇所の毛根に負荷がかかってしまいます。
短時間であれば問題ありませんが、毎日同じ箇所をきつく結んでいたり長時間結んでいたりする人は注意が必要です。
部分的に抜け毛が生じる牽引性脱毛症のリスクを高める恐れがあります。
また、前髪などの分け目の位置が常に同じことも、薄毛の原因につながります。
分け目にあたる髪の毛が引っ張られて毛根にダメージを与えてしまったり、分け目の頭皮に紫外線が当たってしまうため、頭皮にダメージが蓄積されてしまいます。
ヘアスタイルや分け目は時々変えると良いでしょう。
まとめ
今回は、女性の薄毛・抜け毛の原因と対策について詳細に解説してきました。
正しい髪のケア方法を知って、薄毛・抜け毛の対策をしていきましょう。