産後の抜け毛にはプロテインがおすすめ?メリットや注意点を徹底解説

産後の抜け毛にはプロテインがおすすめ?メリットや注意点を徹底解説

出産後の体の変化はさまざまですが、抜け毛が増える人も多いのではないでしょうか。この記事では産後の抜け毛に悩む人に向け、プロテインをおすすめする理由について解説しています。プロテインの選び方や飲み方、注意点なども説明しているのでぜひ参考にしてみてください。

目次

産後に抜け毛が増える理由
授乳による栄養不足
ホルモンバランスの変化
育児によるストレスや睡眠不足
産後の抜け毛にプロテインがおすすめな理由
効率的にたんぱく質を補うことができる
肌や爪のトラブル予防にもつながる
母乳の分泌が良くなる
気力・体力を向上する
産後の抜け毛に有効なプロテインの選び方
産後の抜け毛に有効なプロテインの飲み方
1日に飲む量
飲むタイミング
産後の抜け毛のためにプロテインを飲む際の注意点
食事をプロテインに置き換えない
過剰に摂取すると内臓に負担がかかる
アレルギーに注意する
頭皮ケアも並行して行う
まとめ
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産後に抜け毛が増える理由

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多くの方が産後に経験する抜け毛は、なぜ起きるのでしょうか。ここからは、産後の抜け毛の原因について解説します。

授乳による栄養不足

1つ目の原因は、授乳によって体内から栄養が失われるためです。母乳は血液を材料にして作られますが、不足した血液を生成するにはたんぱく質・カルシウム・鉄分などが必要になります。体内から多くの栄養が消費されるにもかかわらず、産後は育児の忙しさなどから食生活が乱れやすく、栄養不足に陥りがちです。

これらの栄養素は髪の発毛・成長にも重要な働きがあり、栄養が髪まで行き届かないことで抜け毛が増加すると考えられます。特にたんぱく質の不足は髪の生成に加え、頭皮環境にも影響を及ぼしかねません。皮膚や内臓の材料でもあるため、意識して摂取しましょう。

ホルモンバランスの変化

2つ目の原因は、ホルモンバランスの変化です。女性ホルモンは通常、生理周期に合わせて交互に増減を繰り返しています。しかし、妊娠中は分泌量が増えることでヘアサイクルにも影響を及ぼします。

以下はヘアサイクルの流れです。

・髪が成長する「成長期」
・髪の成長が止まる「退行期」
・髪が抜け、新しく生える準備期間の「休止期」

妊娠中は女性ホルモンの働きにより、退行期になるはずの髪が成長期のまま停滞するため、抜けにくい状態になります。しかし、産後は女性ホルモンの分泌量が急激に低下することで一気に髪が抜け落ち、抜け毛が目立つようになるのです。

育児によるストレスや睡眠不足

慣れない育児によるストレスや睡眠不足が、抜け毛を悪化させる原因にもなります。出産後の体は回復中なうえ、育児に追われて疲労やストレスも感じやすい状態です。さらに授乳や夜泣きで数時間ごとに起きなければならず、睡眠時間も削られてしまいます。

下記のように、睡眠中に分泌される成長ホルモンは髪にとっても重要なホルモンです。

・発毛促進
・髪を太く長く成長させる
・頭皮や髪のダメージを修復する

このように発毛や髪の成育に大きく働きますが、睡眠不足により成長ホルモンが十分に分泌されず、抜け毛を増加させてしまう場合もあります。

産後の抜け毛にプロテインがおすすめな理由

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プロテインはたんぱく質のことですが、一般的にはたんぱく質を摂取するためのサプリメントとして認識されています。筋肉はもちろん内臓・骨・血液・髪の毛・皮膚・爪に至るまで、たんぱく質で構成されており、人間の体にとって重要な栄養素です。ここでは抜け毛にプロテインをおすすめする理由について説明します。

効率的にたんぱく質を補うことができる

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」によると、18歳以上の女性が1日に必要なたんぱく質の推奨量は50gで、授乳中はプラス20gが必要といわれています。食事だけで補うには限界があり、食生活によっては脂質の過剰摂取にも繋がりかねません。その点、プロテインならたんぱく質のみを効率良く摂取することができます。

人間の体に欠かせないたんぱく質は、心臓や内臓といった優先度の高い組織へ先に供給されます。たんぱく質が不足すると髪や頭皮には行き渡らないため、十分な量のたんぱく質を摂取することが必要です。特に産後は育児で忙しくなることから、手軽に飲めるプロテインは最適といえます。

※参考:日本人の食事摂取基準(2020年度版)|厚生労働省

肌や爪のトラブル予防にもつながる

産後の栄養不足や睡眠不足、ホルモンバランスの急激な変化は、髪以外にも影響を与えます。肌が荒れたり、爪が割れたりすることも多く、プロテインはそれらのトラブル予防にもおすすめです。

肌や爪の主成分はたんぱく質であることから、普段の食事にプラスしてプロテインを摂取すると良いでしょう。また、保湿も大切です。水仕事の増加やターンオーバーの乱れにより乾燥がしやすくなるため、爪と肌の乾燥対策もあわせて行いましょう。

母乳の分泌が良くなる

プロテインを摂取することにより、母乳の分泌を促す効果が期待できます。授乳中はエネルギーやビタミン、たんぱく質の必要量が増加しますが、たんぱく質については通常よりも多く必要です。

バランスの良い食事を摂りにくいときでも、プロテインを摂取することで血液の生成に必要なたんぱく質を補えます。また、筋肉の主成分でもあり基礎代謝の維持も担うため、血液循環が良くなることから体力の回復が早まると考えられます。

気力・体力を向上する

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあります。2つのバランスが乱れるとさまざまな不調を引き起こしますが、プロテインからたんぱく質を補うことで、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。

ホルモンバランスを整えるには、エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンが摂取できるソイプロテインがおすすめです。また、体内に吸収・分解されたたんぱく質が睡眠ホルモンのメラトニンへ変化するため、不眠症状の緩和にもつながると考えられます。

産後の抜け毛に有効なプロテインの選び方

産後の抜け毛対策にはソイプロテインが最適です。大豆を原料として作られたプロテインで、脂肪や糖質などが調整され、髪と相性が良い植物性たんぱく質を効率的に摂取できます。また体内では比較的ゆっくり吸収されるため、満腹感が持続する点もメリットです。

ソイプロテインは、前述したとおりエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンを含むため、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。メーカーからさまざまなソイプロテインが販売されているので、おいしさやコスパなども考慮して続けられるものを選ぶと良いでしょう。

産後の抜け毛に有効なプロテインの飲み方

産後の抜け毛を軽減するために、プロテインを飲む量やタイミングについて解説します。

1日に飲む量

前述したように、授乳中は1日に65〜70gのたんぱく質が必要といわれていますが、食事からの摂取も考慮しなければなりません。例を挙げてみましょう。

【朝ごはん】食パン1切れ:7.2g 目玉焼き1枚:6.4g コーヒー:0.4g
【昼ごはん】ざるそば:10g
【夜ごはん】白ごはん1杯:3.8g 紅鮭1切れ:15.8g 豆腐とわかめの味噌汁:3.98g

上記の食事例で摂れるたんぱく質は47.58gです。プロテイン1食あたりの一般的なたんぱく質の量は15〜20g程度で、1日1杯程度が目安となります。プロテインを摂りすぎると腎臓や肝臓に負担がかかる恐れがあるうえ、脂質となり太る原因にもなるため注意しましょう。

飲むタイミング

プロテインを飲むおすすめのタイミングは、次の3つです。

・起床時
・間食時
・就寝1時間前

朝は体内の水分や栄養が枯渇しており、栄養を吸収しやすい状態です。食事と食事の間の空腹時も同様で、効果的にたんぱく質を取り込めます。おやつの代わりにプロテインを飲むと、カロリーや糖質、脂質の摂りすぎを防げるためダイエットにも効果的です。

また、睡眠中に分泌される成長ホルモンには、たんぱく質の吸収を促す働きがあることから、就寝前の摂取も良いとされています。ただし、胃腸への負担を考慮して、就寝30分〜1時間前の摂取を目安にしましょう。

産後の抜け毛のためにプロテインを飲む際の注意点

産後の抜け毛にはプロテインがおすすめですが、注意すべき点についても確認しておきましょう。

食事をプロテインに置き換えない

プロテインを主食として、食事と置き換えないようにしましょう。プロテインだけではビタミンや鉄分など他の栄養素が不足します。栄養バランスの良い食事を基本とし、プロテインは補助食品として摂取するのが望ましい形です。抜け毛対策には、たんぱく質以外にも次のような栄養素が挙げられます。

・葉酸(ビタミンB群):ブロッコリー、いちご
・鉄分や亜鉛:レバー、ひじき
・ビタミンA:にんじん、モロヘイヤ

産後は鉄分も不足しやすいため、様々な栄養素を満遍なく摂取することを意識しましょう。

過剰に摂取すると内臓に負担がかかる

プロテインの過剰摂取にも注意が必要です。摂取したたんぱく質は、体内にすべて吸収されるわけではありません。吸収されずに残ったたんぱく質はアミノ酸に分解され、体外に排出されますが、その働きを担うのが肝臓や腎臓です。

プロテインの過剰摂取により、余ったたんぱく質を排出する作業が増えると、肝臓や腎臓に負担がかかります。内臓疲労を引き起こすことで、機能が低下し、トラブルの原因にもなりかねません。

アレルギーに注意する

アレルギーの多くはたんぱく質が原因といわれており、プロテインは表示が義務付けられている牛乳や大豆が原材料です。いつ、どのような食品でアレルギーを引き起こすかは、個人差があるため一概にはいえませんが、プロテインによりアレルギーの可能性があることは認識しておきましょう。

また、プロテインに入り込んだダニなどを体内に取り込むことで、アレルギーを引き起こすケースもあります。開封後は早めに飲み切り、残ったときは密閉できる容器に入れたり、小分けに保存したりするなどして保管してください。

頭皮ケアも並行して行う

プロテインを摂取したからといって、それだけで抜け毛が改善されるわけではありません。過剰な期待や安心はせず、頭皮のケアも一緒に行いましょう。頭皮のケアには、次のような方法が挙げられます。

・髪や頭皮に優しいシャンプーを選ぶ
・育毛剤を使用して、頭皮の環境を整える

産後は頭皮が敏感になる場合もあるため、刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。また、本格的にケアをしたい方は、血行促進や頭皮トラブルに最適な育毛剤を使用してみましょう。

まとめ

産後の抜け毛にはたんぱく質が必要であり、プロテインを飲むことで効率良く摂取できます。特に大豆イソフラボンを含むソイプロテインがおすすめです。ただし、プロテインだけに頼らず、睡眠や栄養バランスの良い食事も心がけましょう。また、頭皮ケアをあわせて行うことも大切といえます。

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