公開日:2013.09.27 更新日:2021.02.16
くせ毛、天然パーマの原因
くせ毛や天然パーマのウェーブは毛髪内部のタンパク質同士の結合のゆがみにより生じます。しかもそのねじれ具合でウェーブの度合いが決まります。
このたんぱく質同士の結合は「S=S結合」と呼ばれます。
この「S=S結合」がずれて結合することでくせ毛、パーマが生じるのです。
2種類のタンパク繊維が原因
毛髪内部のコルテックス(毛皮質)を構成する2種類のタンパク繊維の分布具合が髪質を決定すると言われています。
※タンパク繊維2種=「P-コルテックス」と「O-コルテックス」
この2種類のタンパク繊維がコルテックス内に均等に分布していれば直毛に、偏って分布していればウェーブを引き起こし、くせ毛や天然パーマになります。
毛穴が原因になることも
毛穴が曲がっていることでくせ毛や天然パーマになります。
毛穴が曲がる、とは頭皮の中で毛穴がカーブしているということ。
髪の根元=毛根部分から曲がってしまい、ぐんぐんと毛髪が伸びていくときに曲がった毛穴を通っていくので、表面上に出たときに、くせ毛や天然パーマとなるのです。
頭皮にはたくさん毛穴があるのでまっすぐなものと曲がったものが混在しているのが普通です。
また、この性質は遺伝する可能性が高いようですが、他には頭皮のダメージやストレス、毛穴の詰まりなどが原因でくせが悪化するという場合もあるようです。