Vol.12 調理の工夫ひとつでポカポカ効果がアップ!免疫力も高まります。

コラム

免疫力を高めることそれは体を温めること

寒さが厳しい時季ですが、季節には関係なくコロナ禍は続いています。そんな日常の中"免疫力を高める"というフレーズは、いつの間にか市民権を持ってきていますね。免疫力を高めるためには、体を温めることが重要です。

運動はもちろん、睡眠をきちんと取ること、そして何より日々の食事が体を温め、免疫力を向上させることに強く影響します。食事改善の第一歩は食材選び。まずはその部分から一緒に考えてみましょう。

体を冷やす食材も火を通すと体あったか

根菜や生姜、ねぎ類などは体を温めてくれる食材として、皆さんも認識されていることでしょう。一方で、水分量の多い夏野菜は体を冷やすとも言われていますね。しかしながら、ズッキーニや茄子は生のままいただくと体を冷やすことに繋がりますが、火を通すことによって逆に体を温める効果があります。

絶対にNOと決めず、調理法を工夫して目的に合った料理をすることが望ましいでしょう。例えば冬野菜の代表格である白菜は水分が多いのですが、火を通すことで体を温める料理に変わります。生姜も生のままだと辛味をそこまで強く感じませんが、加熱した料理に加えて調理すると、グンと辛みが増してきて体を芯から温めてくれる成分に代わります。また唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは脂溶性ですので、油と一緒に火を通すことで辛みが数倍も強くなり、ポカポカ効果も高まるのです。

体温を上げたり熱を逃しにくくしたり

他にも、体内で熱エネルギーとなる炭水化物、筋肉量を増やしてくれるたんぱく質なども体温を上げるために役立つ栄養素ですので、バランス良くいただくことが大切です。脂質(脂肪)は、体内に蓄積されると体の熱を逃しにくくする働きをしますので、体温UPと免疫力向上にも役立ちます。

脂質は摂り過ぎに注意が必要ですが、調理法を工夫したり体に良い脂質を選んだりして、上手に食生活に取り入れてみてください。

特製レシピをご紹介

きのこの中華風炊き込みご飯

生姜とごま油の香りがアクセント

きのこの中華風炊き込みご飯

材料(4~6人前)

きのこ(エリンギ・しめじなど) …150g
豚肉 …100g
…2合
…大さじ2
醤油 …大さじ2と1/2
生姜 …大1かけ
ごま …お好みで
ごま油 …大さじ1

作り方

  • 米を洗い、ザルに上げて水気を切る。
  • 一口大に切った豚肉をフライパンで炒める。
  • 食べやすい大きさに切り分けたきのこを②に加えて酒を入れ、具材を焼き付ける。
  • 醤油を入れ、ひと煮立ちさせたら火から下ろす。
  • 内釜に①の米を入れ上からザルを置く。④の具材をザルに上げ、炒め汁をこすようにして米の上にかける。

    炒め汁を加えたら、水を2合の目盛まで張りましょう。
  • 炊き上がりに⑤の具材、生姜のみじん切りとごま、ごま油を釜に入れ、3分ほど蒸らして全体を混ぜる。

    【ポイント】
    最後にサッと全体をかき混ぜてください。
    お米もきのこも美味しくなる炊き方です!

食材の栄養素ポイント

  • きのこ類

    きのこは食物繊維を多く含んでいるので腸の働きを活発にし、調子を整えてくれます。
    ビタミン類も豊富なので免疫力も高めてくれます。

  • 生姜

    生姜には体を温め、血流を促進してくれる成分が含まれています。
    免疫力アップはもちろん、頭皮の血流も促進されることで頭皮の状態を整えてくれる効果もあります。

マイナチュレ会報誌お届け中

マイナチュレ会報誌

マイナチュレ会員様限定で、頭皮・ヘアケアの情報を会報誌の形でお届けしております。
本記事は会報誌から一部抜粋をしてお届けしています。


前の記事へ

Vol.11 食事は生き方そのもの。健康につながる価値...

次の記事へ

Vol.13 カロリーを恐れるのではなく、「良質の油を...