公開日:2015.01.29 更新日:2016.04.17
汗腺の種類
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。
エクリン汗腺には全身にまんべんなくあり、いわゆる一般的な汗を分泌する
汗腺になります。
スポーツをしたり、気温が高い時など体温調節をする目的で汗を分泌します。
エクリン腺から分泌される汗は無色透明でさらっとしており、その成分の
ほとんどが水分となります。
皮膚表面で皮脂と混じり合って皮脂膜をつくり、皮膚に潤いを与えています。
一方、アポクリン汗腺は、全身の中でも毛の多い場所に集中して存在しています。
脇の下、外陰部、校門周辺、耳の穴などです。
アポクリン腺から分泌される汗は、体温調節などの目的があって
分泌されるものではありません。
乳白色をして粘性があり、たんぱく質や脂質などが主な成分で、
ワキガの原因となる汗だと言われています。
ただしこの汗そのものに臭いはなく、皮膚に存在している常在菌により
汗が分解されることで、ワキガ特有の臭いが出てしまいます。