公開日:2013.05.29 更新日:2016.04.17
髪の限界温度
髪の毛の成分であるたんぱく質はヘアドライヤーやアイロンの熱により
正常な形がゆがんでしまい、
それが髪のダメージに繋がると言われています。
髪のたんぱく質がゆがんでしまう熱の温度=髪の限界温度
健康な髪は154度の熱まで耐えられると言われていますが、
傷んだ髪では限界温度が低くなることがわかっています。
髪は傷むほど限界温度が下がると言われています。
また、髪の限界温度は水分量とも大きく関係しています。健康な髪は、
余分な水分が中に入り込まないように水をはじき、
内部の水分を保持する性質=疎水性をもっています。
傷んだ髪の場合、キューティクルが剥がれているため、疎水性がなく、
髪の内部に余計な水分が入り込んでタンパク質がゆがみやすくなってしまいます。
髪の水分量は通常13%程度と言われています。
髪の水分量が多くなるほど、髪の限界温度は低くなります。