公開日:2013.05.30 更新日:2016.04.17
真皮(しんぴ)
表皮の基底層の下にあり、表皮よりも厚くおよそ2㎜の厚みがあります。
また、皮膚層の中で最も様々な構造物が含まれている層ですが、
割合的にはほとんどたんぱく質と基質で満たされています。
真皮内のたんぱく質のほとんどがコラーゲン、エラスチン。
コラーゲンとエラスチンの隙間を満たしているのが基質。
エラスチンは皮膚に弾力を持たせる働きがあります。
また、真皮を構成しているものに繊維芽細胞があります。
割合的には少ないですが、この繊維芽細胞が真皮のコラーゲン、
エラスチン、基質を作り出しているのです。
そのため、繊維芽細胞によってコラーゲン、エラスチン、基質の量や質が決まります。
また、真皮内には毛細血管が通い、栄養と酸素が運ばれています。
さらに、真皮乳頭状突起という部分が表皮と真皮をしっかりと固定してくれています。
この真皮乳頭状突起の部分にはコラーゲンが集中しています。
表皮と真皮を貫いて毛穴、汗腺、皮脂腺が存在しています。