公開日:2014.12.09 更新日:2016.04.17
ビタミンA
「ビタミンは体、そして髪にも良い」という考えが一般的ですが、
摂りすぎてしまうと体に害を与えてしまうビタミンが存在します。
それが、『ビタミンA』です。
ビタミンAにはレチノールとカロテンの2種類があり、
レチノールは鳥や豚のレバーなど動物性食品に含まれ、
体内に入ると排泄しにくくなり、体に害を与える可能性が高くなってます。
カロテンは人参やかぼちゃなど緑黄色野菜に含まれており、
体への吸収率が低く、余分なカロテンは体の外に排出されます。
ビタミンAを過剰に摂取すると、脱毛、皮膚の乾燥、頭痛、などを起こします。
妊婦や妊娠していると思われる女性、特に妊娠3ヶ月以内の方は、
特に摂取量に気をつける必要があります。
過剰摂取すると胎児が奇形になる可能性が大きいとされていますので、
ビタミンAを摂取する場合はなるべく緑黄野菜から摂取できる
カロテンをおすすめします。
男女とも上限量は3000μgREとなっており、それを超えると過剰摂取となります。
※1μg(マイクログラム)REは、レバーなどの動物性食品に含まれる、
レチノールの1μgに相当し、緑黄色野菜などの植物性食品に含まれる
βカロテン12μgに相当します。
つまり、1μgRE=1μgレチノール=12μgβカロテンとなります。