女性の頭頂部・つむじが薄くなる原因は?薄毛につながる脱毛症や予防・改善方法も解説

女性の頭頂部・つむじが薄くなる原因は?薄毛につながる脱毛症や予防・改善方法も解説

最近頭頂部やつむじ周りの髪が薄くなってきて、不安になっている人もいるのではないでしょうか?この記事では、頭頂部やつむじが薄くなる原因、薄毛につながる脱毛症の種類、薄毛を予防・改善する方法について解説していきます。薄毛の予防や改善策まで解説しているので、薄毛が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

女性の頭頂部・つむじが薄くなる原因は?
加齢に伴う女性ホルモンの減少
食生活の乱れ・過度なダイエット
生活習慣の乱れ(睡眠不足・運動不足)
ストレスによる血流悪化・自律神経の乱れ
間違ったヘアケア方法
カラーリング・パーマによるダメージ
ヘアスタイル
女性の頭頂部・つむじの薄毛に繋がる脱毛症
びまん性脱毛症
粃糠(ひこう)性脱毛症
脂漏(しろう)性脱毛症
分娩後脱毛症
牽引性脱毛症
円形脱毛症
薬剤性脱毛症
女性の頭頂部・つむじの薄毛を予防・改善する方法
食生活の改善
睡眠の改善・生活習慣の見直し
ストレス解消
シャンプー・ヘアケア方法の見直し
頭皮マッサージ
紫外線対策
専門クリニック・医療機関での薄毛治療
まとめ
閉じる

女性の頭頂部・つむじが薄くなる原因は?

なぜ女性の髪の毛は薄くなってしまうのでしょうか?ここでは女性の頭頂部・つむじが薄くなる原因について解説していきます。

加齢に伴う女性ホルモンの減少

まずは加齢による女性ホルモンの減少です。女性ホルモンであるエストロゲンは、40代頃〜更年期になると徐々に減っていきます。エストロゲンには太くしっかりした髪の毛を作り、成長を促す働きがあります。エストロゲンが減少すると髪の成長期間を維持しにくくなり、髪にコシがなくなり細くなってしまいます。

食生活の乱れ・過度なダイエット

偏食や過度なダイエットをすると髪に十分な栄養が行き渡らなくなります。その結果、髪の毛が抜けやすくなったり細くなったりする可能性があります。

生活習慣の乱れ(睡眠不足・運動不足)

髪は睡眠中に分泌される成長ホルモンによって成長するため、睡眠が十分にとれていないと、成長ホルモンの分泌が減少して髪が十分に成長できなくなってしまいます。また運動不足は新陳代謝の悪化を招き、喫煙は血行不良、過度な飲酒も頭皮の栄養不足などを引き起こすため、どれも髪に悪影響を及ぼします。

ストレスによる血流悪化・自律神経の乱れ

ストレスを溜めこみすぎると自律神経のバランスが崩れてしまいます。また交感神経の働きによって血管が収縮して血流が悪化し、髪に栄養が行き届かなくなってしまいます。

間違ったヘアケア方法

間違ったヘアケアによって髪が薄くなってしまうこともあります。例えば1日に複数回シャンプーをすると、頭皮の余計な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮が乾燥して皮脂の過剰分泌やフケなどを引き起こすことがあります。また洗髪後に自然乾燥させていると、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の炎症などの原因になってしまいます。

カラーリング・パーマによるダメージ

カラーリング、パーマも頻繁にすると髪や頭皮へのダメージの原因になります。整髪剤なども毎日使用していると少しずつ負担がかかってくるため、注意が必要です。

ヘアスタイル

ポニーテールなど、髪を結ぶヘアスタイルを続けていると頭皮に負担がかかることがあります。髪型などで髪を引っ張り続けることで起こる牽引性脱毛症の原因にもなる可能性もあります。牽引性脱毛症については、詳しく後述します。

女性の頭頂部・つむじの薄毛に繋がる脱毛症

髪が薄くなる要因としては脱毛症による可能性もあり、この場合は早めの治療が必要です。ここからは女性の頭頂部・つむじの薄毛に繋がる脱毛症について解説していきます。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは女性が最も発症しやすい症状のひとつで、頭皮全体の髪が薄くなるのが特徴です。

発症の原因としては、ホルモンバランスの変化や頭皮への血流不足、栄養不足などさまざまな要因が重なることで起こるとされています。様々な要因によって頭皮の血行が悪くなり、十分な栄養が行き渡らずに髪の成長に支障をきたすことで髪が薄くなってしまいます。

症状については、頭皮の部分的ではなく、全体的に頭皮が薄くなるのが特徴です。抜け毛が多くなり、分け目が広がって見えたり、地肌が透けて見えてしまいます。髪のボリュームがなくなり、ヘアセットがしにくくなったと感じる方もいるようです。

びまん性脱毛症は頭皮の血行不良による髪の成長不足で起きるので、対策としては頭皮環境を整えるように生活週間から変えていきましょう。具体的には、栄養バランスの良い食事を取る、毎日睡眠時間を十分に取る、お酒の飲みすぎや喫煙を避ける、などです。
毎日の生活習慣を意識することで頭皮環境は改善していくので、すぐにできるものから始めてみてください。

粃糠(ひこう)性脱毛症

粃糠性脱毛症とは、フケが大量に発生して毛髪が薄くなる病気です。症状としては前述した脂漏性(しろうせい)脱毛症とにていますが、脂漏性脱毛症は脂っこい粘り気のあるフケであるのに対して、粃糠性脱毛症で発生するフケは白色で細かく、乾燥しているのが特徴です。このようなフケが大量に発生することによって、頭皮のかゆみを感じたり全体的に毛量が減る症状が起きてしまいます。

原因としてはホルモンバランスの乱れや頭皮のターンオーバーの乱れなどにより頭皮環境が悪化し、フケが発生します。そして大量に発生したフケが毛穴を塞ぐことで頭皮に炎症を起こし、髪が十分に成長できずに抜けてしまいます。このように頭皮全体のボリュームが失われていきます。

粃糠性脱毛症の疑いがある場合は、病院を受診しましょう。病院では様々な症状を抑えるために薬による療法を行っており、頭皮の炎症を抑えるための薬としてステロイドの外用薬や抗生物質などの投与を受けることができます。予防としては脂漏性脱毛症と同じく、食生活や生活習慣を見直し、シャンプーも頭皮への刺激が少ないアミノ酸系のものを使用するようにしましょう。

脂漏(しろう)性脱毛症

脂漏性脱毛症とは皮脂の分泌が盛んな部位に発症し、ニキビ、炎症、湿疹を引き起こす病気です。脂漏性脱毛症はマラセチア菌の異常繁殖がおもな原因です。
マラセチア菌はカビの一種であり、ヒトの皮膚表面に存在する常在菌です。マラセチア菌は皮脂や汗をえさにしていますが、皮脂バランスが安定した肌ではとくに害はありません。それが、皮脂や汗が多量に分泌されることによりマラセチア菌が増殖し、炎症やフケを引き起こしてしまうのです。

マラセチア菌の増殖を引き起こす皮脂の多量分泌は、ホルモンバランスの変化や食生活の乱れ、シャンプーのしすぎなどの誤ったヘアケアなどが原因で起こることが多いです。

脂漏性脱毛症の症状としてよくあるのは、フケです。通常フケは白くパラパラとしたイメージがありますが、脂漏性皮膚炎を発症している場合は、黄色っぽいベタベタしたフケが出てきます。このフケにより毛穴が詰まって頭皮環境が悪化し、抜け毛へと繋がってしまいます。また重症化すると、ニキビができたり患部が炎症を起こす場合もあります。

脂漏性脱毛症にならないためには、頭皮の過剰分泌を引き起こす原因を作らないことが重要です。具体的には、脂っこい食事は避け、皮脂の分泌量をコントロールする働きがあるビタミンB2やB6などを摂るようにしましょう。またシャンプーの仕方も気をつけましょう。石油系界面活性剤などが入っていると、余計な皮脂まで洗い落としてしまいます。それが皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまうため、強い成分の入ったシャンプーの使用は控えましょう。また洗髪のしすぎも良くないので、1日1〜2回程度にしましょう。

分娩後脱毛症

出産後に急に髪の毛が抜けることを「分娩後脱毛症」または「産後脱毛症」と言います。

分娩後脱毛症の1番の原因は、出産による女性ホルモン分泌量の変化です。基本的に髪は成長期と休止期を繰り返していますが、出産で女性ホルモンの分泌が増加すると、その影響で髪の成長期が延長されます。その後出産が終わったことで女性ホルモンの分泌量が通常に戻り、髪が一気に休止期に入ることで、急激な脱毛が起こるのです。

分娩後脱毛症が気になる方への対策方法としては、まず毛髪の栄養分をしっかり摂るようにしましょう。髪の主成分となるケラチンを多く含む食品を摂ったり、髪の発育に必要なビタミンB群や亜鉛も多く摂るようにしましょう。もし食事だけだと難しい場合は、サプリメントで補うようにしましょう。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、髪が引っ張られて髪が抜けたり、血行不良によって髪の成長が妨げられたりする病気です。

病気といっても、原因は細菌やホルモンなどではなく、日頃から髪に負担をかけることにより、抜け毛が増えてしまうのです。例えば、ポニーテールなどの髪型やヘアアイロンなどにより、物理的に髪が引っ張られたりすることで頭皮の血行が悪くなり、髪への栄養の供給が不足して抜け毛が増えてしまいます。

牽引性脱毛症による脱毛の特徴としては、抜け毛の毛球部分に白いものがついていたり、
抜け毛の毛球部分にヒゲ根があったりすると、牽引性脱毛症の可能性があります。

牽引性脱毛症を予防する方法としては、ポニーテールなどを避けて髪に負担がかからないような髪型にしたり、ヘアアイロンを使わない日を作ったりするなど、髪と頭皮に負担がかからないようにすることを心掛けましょう。

円形脱毛症

円形脱毛症とは、頭部の一部または複数の場所で円形に脱毛する疾患です。円形脱毛症の原因としては、現在有力なのは「自己免疫疾患」「アトピー性疾患」「精神的ストレス」「出産後の女性ホルモン値の変化」の4つです。「自己免疫疾患」とは、免疫の異常により自分の体の一部を攻撃してしまうことで、何らかの理由で免疫細胞が毛根を包んでいる毛皮を攻撃してしまうことにより発症します。「アトピー性疾患」は円形脱毛症になった人の多くがそのような素質を持っていたことから、原因の1つであると考えられています。「精神的ストレス」はストレスにより交感神経が血管を収縮させ、頭皮の血行を悪くすることが原因とされています。「出産後の女性ホルモンの減少」は、妊娠中に通常の100倍以上に増加した女性ホルモンが、出産した後に通常の数値に戻ることにより、一斉に髪が抜けてしまうことが原因です。

円形脱毛症の治療は、「ステロイド局所注射」と呼ばれる、炎症や免疫機能を抑える効果のあるステロイドを、脱毛斑に注射で注入する治療法や、人工的にかぶれを起こす薬剤を塗って発毛を促す「局所免疫療法」、内服薬を飲む方法などがあります。また予防としては、適度な運動や睡眠をしっかり取ることなど、ストレスを溜めないようにすることが必要です。

薬剤性脱毛症

薬剤性脱毛症とは、何らかの疾患を治療するために薬剤を服用することで、その副作用などによって髪の毛が抜けてしまう脱毛症のことです。

薬剤性脱毛症の症状としては、ほとんど全ての髪の毛が抜け落ちるものから、髪が数本抜けるくらいのものまで様々です。重度になると、全身の毛が抜けてしまうこともあります。

女性の頭頂部・つむじの薄毛を予防・改善する方法

ここでは、女性の頭頂部・つむじの薄毛を予防する方法を解説していきます。

食生活の改善

まずは食生活です。ダイエットなどで食事の回数を減らしている場合は、1日きちんと3食摂るようにしましょう。また偏食を避け、栄養バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。

睡眠の改善・生活習慣の見直し

まずは睡眠時間をしっかり確保することが重要です。深い睡眠をとるために、寝る前に食事を摂らない、スマートフォンを使用しない、照明を落とすなど、睡眠の質を上げるための習慣も取り入れましょう。また血行促進のためにも適度な運動をして、特に有酸素運動がおすすめです。

ストレス解消

ストレスを溜めると、ホルモンバランスの乱れなどを引き起こします。そのため、ストレスを溜め込まないようにしましょう。適度な運動をしたい、自分の趣味の時間を作ったりするなど、ストレス解消法を見つけるようにしましょう。

シャンプー・ヘアケア方法の見直し

シャンプーは毎日行うからこそ、自分の髪質に合ったシャンプーを選ぶことが重要です。刺激が強い洗浄成分は頭皮にダメージを与えてしまうため、洗浄力が強すぎないものにしましょう。シャンプーをする時に爪を立ててゴシゴシ洗ってしまうと、頭皮を傷つけてしまうため、必ず指の腹で揉み込むように洗いましょう。またドライヤーで乾かす時には、ドライヤーの熱が髪のダメージにならないように、髪から20cmは離して乾かすようにしましょう。

頭皮マッサージ

頭皮のマッサージをすることで頭皮の血行が促進され、頭皮環境の改善に繋がることがあります。

頭皮マッサージの方法としては、5本の指先で頭皮をつかむように置き、指先の位置を動かさずに頭皮を押した状態で、手で3回ほど円を描くようにして頭皮全体を揉みほぐしましょう。強くもんだりこすったりすると、頭皮にダメージを与えてしまうので、避けるようにしましょう。

紫外線対策

紫外線も頭皮や髪に大きなダメージになり、頭皮の炎症やかゆみの原因になる可能性があります。頭皮用の日焼け止めスプレーを使ったり、帽子をかぶったりと、紫外線対策を徹底するようにしましょう。帽子を選ぶ際は、湿気のこもらない通気性の良いものを選ぶようにしましょう。

専門クリニック・医療機関での薄毛治療

頭皮のかゆみが長く続いたり、炎症があったりする場合には、皮膚科やクリニックを受診して治療を行うようにしましょう。悪化する前に治療を受けることで、症状が緩和される可能性が高くなります。気になったら、早めに受診するようにしましょう。

まとめ

今回は頭頂部やつむじが薄くなる原因、薄毛につながる脱毛症の種類、薄毛を予防・改善する方法について解説してきました。抜け毛や薄毛の対策には、毎日のヘアケアが重要になってきます。今のうちから正しいヘアケアで抜け毛対策をしていきましょう。

ヘアケアアイテムとしておすすめなのが、「マイナチュレ」です。マイナチュレは2021年通販部門敏感肌ヘアケア市場で、年間売上1位を獲得しました。無添加処方にこだわった商品で、敏感肌や乾燥肌の方でも安心してケアを続けられます。ヘアケアアイテムをお探しの方は、ぜひマイナチュレをお試しください。

マイナチュレ ヘアケア商品はこちら


前の記事へ

頭皮や髪のダメージにつながる習慣やヘアケアとは?ダメー...

次の記事へ

女性は髪の毛のケアが重要|健康的な美髪に近づく5つのケ...